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不登校体験記 / 堤 由香子

ABOUT US / YUKAKO TSUTSUMI

堤 由香子
入塾年齢:16歳
進学先:東京女学院大学 国際教養学部 国際教養学科 心理学専攻
現在の所属:NPO法人ダルボイ・アカデミー 神戸校 事務長

1. 不登校し、ダルボイ・アカデミーに入塾するまでの様子は?

A. 不登校をし始めたのはいつですか?

 中学2年生の6月ですが、小学校4年生位から年間30日位休んでいました。少しずつ休みが多くなり、中学2年生の6月にまったく行かなくなりました。その後、高校受験をし、高校に通うのですが、高校1年生の夏休み明けに再び不登校になりました。

B. 自宅に引きこもったことはありますか?

 あります。中学2年生からの約1年半と高校1年生の半年間。

C. 不登校し始めたとき、どのような気持ちでどのような生活を送っていましたか?

 最初は「もう学校には行かない」と自分で決めたので肩の荷が下りたようでした。しかし、すぐに「やっぱり学校に行かないといけない」、「周りは行っているのになんで自分は行けないんだろう」という不安や自責の念にかられるようになりました。「明日は行こう」と思っても朝になると頭痛がするなどの心身症が出ていました。そこから生活リズムも大きく崩れ、昼夜逆転しました。部屋では、寝ているか、アニメ・漫画を読む、携帯を見るなどを繰り返していました。

D. そのときの家族の反応はどうでしたか?

 父親は直接私に何かを言うことはありませんでした。しかし、父親が「なんであの子は学校に行かないんだ。今日も学校に行かないのか」と母親に言っている声が聞こえていました。母親は毎朝、「今日は学校に行く?」と聞いてきましたが、返事をしなくなった私に対して何も言わなくなっていきました。姉からは「学校に行かないのに好きな物を食べれていいね」と言われたことがありますが、家族全員から少しずつ何も聞かなくなり、不登校には触れないでおこうという感じになりました。

E. そのとき特につらかったことは?

 父親は仕事の関係で海外へ単身赴任をしておりました。家は母、姉、私の3人暮らしをしていたときに姉も情報不安から自殺未遂をしました。また、祖父が急に亡くなるということも重なりました。家の不幸は自分が不登校をしたからだと思うようになり、自分を責める日々が続きました。しかし、学校には行けない、状況は変わらないという日々がつらかったです。

F. そのとき、今から思えば、びっくりすることは?

 昼夜逆転を治そうと思い、精神科から薬を処方してもらいました。その薬が海外から取り寄せているもので、かなりキツイ睡眠薬でした。飲んだらすぐに視界が歪むようなもので、それを毎日飲んでいました。

G. 何か心の支えになることはありましたか?

 寝ているとき、アニメや携帯をいじっている時間が「学校に行っていない自分はダメだ」ということを考えないようにできる時間だったので、心の支えでもありつつ依存のようにアニメを見るなどをしていました。何かをしていないと「自分はダメだ」というのを考えて続けていたので、その思考と止めるためにアニメを見る、疲れたら寝るを繰り返していました。

2. ダルボイ・アカデミーを選んだ理由

 越前合宿に参加したことです。越前合宿は別名:告白合宿とも呼ばれ、自分自身の不登校経験を語る合宿です。不登校は隠すもの、触れてはいけないと思われていた中で、「なぜ不登校をしたのか」を直視します。その告白の場で、不登校生と全力で向き合う塾長の姿に、「こんな不登校をした自分に本気で向き合う人がいるんだ」ということを思いました。自分はダメでダメでと思っていた中で、「君はたった一人の人間なんだ」という愛情と「不登校生は立派な人材になる」と信じてくださる人がいることに感動しました。その合宿の参加をきっかけに毎日8時に登塾し、朝掃除をし、クラスやイベントなどに参加するようになりました。

3. 元気になったきっかけ

 2010年の北海道合宿に参加したことが大きなきっかけです。合宿に参加するまでの1年半ほどは、高校の資格をとるためのレポート提出に月一回程度行くような感じでした。人間不信も強かったため、弱みを握られないように強く見せようと
その後、広島県にあった「文学の館」に入寮し、同じ不登校をした同世代の仲間たちと  集団生活をしたことで元気になりました。

4. 今の自分と昔の自分、一番変わったところは何ですか?

 自分の意見を言えるようになったことです。学校のクラスでも手を挙げることもなく、意見を求められても何も答えられない子どもでした。ダルボイ・アカデミーに出会い、色々な言葉に触れ、かつ「君はどう思っているんだ」と意見を求められる場がたくさんあります。その中で拙いながらも少しずつ言葉にできるようになっていきました。ダルボイ・アカデミー卒業後は大学に進学をしました。大学生活で、教授に意見を言う、質問をするなどができるようになっていました。

5. 今の不登校生へ(参考にしてください、マイエピソード)

 私は、不登校をして元気になっていく過程で全く別の自分に出会いました。以前は自分に自信がなく、周りの目ばかりを気にしていました。不登校を通して、仲間と語らい、自分自身や世の中の価値観などを整理し、新たな価値観に出会いました。当塾には、そんな不登校を通して、生まれ変わった人たちがいます。一人ひとりには大きな可能性があります。その可能性の芽を不登校を通して、育て、花を咲かせて欲しいです。ダルボイアカデミーには、一人ひとりの命が蘇るプログラムがたくさんあります。

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