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不登校体験記 / 長島 周平

ABOUT US / SHUHEI NAGASHIMA

長島 周平
入塾年齢:20歳
進学先:セントマーチンズ大学 社会学部(米国滞在歴6年)
現在の所属:NPO法人ダルボイ・アカデミー 神戸校 広報部ディレクター

1. 不登校し、ダルボイ・アカデミーに入塾するまでの様子は?

A. 不登校をし始めたのはいつですか?

 幼稚園の頃から行き渋りがありました。小3から本格的な不登校になり、小4になるまでの1年間ひきこもりました。担任やクラスメイトの配慮で学校に戻り、小学校卒業までは我慢しましたが、中1の5月に「もう自分は学校が無理だから、明日から行かない」と心に決め、一切行かなくなりました。

B. 自宅に引きこもったことはありますか?

 小3~小4の1年間と、中1から中2の中頃まで。その後、「何かしないと将来がない!」と思い、フリースクールのような場所に通うため、親にお金を出してもらい、他県で一人暮らしを始めさせてもらいました。そこから先、色々挑戦はしましたが、事実は「一人暮らしのひきこもり」でした。

C. 不登校し始めたとき、どのような気持ちでどのような生活を送っていましたか?

 初期は、悔しかったし、何とかしようともがいていました。10代から10年間「不登校を繰り返す」という経験は、ずっと「皆とは感覚がどこか違うけど、仲間のふりはできる」という感覚で、それを続けていると無理が来て、という繰り返しでした。周りから見たら普通に見えていたでしょうが、心はずっと宙ぶらりんな感覚でした。

D. そのときの家族の反応はどうでしたか?

 兄弟たちからしたら「家を出て頑張っている」という認識だったかもしれませんし、確かに色々なことにチャレンジはしていましたが、「どうして普通の人とは合わないんだろう?」という挫折経験ばかりで、精神的にはずっとひきこもりでした。苦しいときは隠しきれなかったので、親は知っていたと思います。そんな状態が20歳まで続き、徐々に心は荒廃していきました。

E. そのとき特につらかったことは?

 20歳直前はうつ状態で、ベッドから起き上がれない日々も多くありました。社会から置き去りになり、もう先がない、身体も心も動かない、誰も知らないただひとりの存在、という感覚で、頑張っても手段や選択肢がより失われるため、「無」になりたいと思っていました。

F. そのとき、今から思えば、びっくりすることは?

 友人と駅前でギターを弾きながら叫んだりと、客観的に見ると異常な行為を、羞恥心もなくやっていました。

G. 何か心の支えになることはありましたか?

 当時は今ほど普及していなかったインターネットの世界が居場所で、人とのつながりをそこに求めました。同時に音楽やウェブ・プログラミングなど、パソコンを使った作業や創作が好きになりました。その延長上で同世代の音楽友達ができて、バンド活動を始めました。音楽ジャンルのグランジにあるような「堕落する程、苦痛である程、味がある」という世界観が心の支えで、そのような音楽を作っていました。

2. ダルボイ・アカデミーを選んだ理由

 最初は、知らない間に塾生になっていました。親が手続きを行い、当時あったダルボイの訪問カウンセリングが始まっていました。自分自身でひきこもりだと認めたくなかったこともあり、訪問の先生には会わず、基本的には逃げていました。しかし「自分は、何か内面が強烈に変わらないと、生きていけない」という想いで、本当に少しずつ、訪問の先生に会えるようになっていきました。当時は電車に乗ることも恐怖で、他人と目を合わせることも出来ませんでしたが、そこから再出発をスタートしました。

3. 元気になったきっかけ

 完全にひきこもりの自分でしたが、ある日、北海道で行われる釣り合宿に誘われました。なぜか直感で「行こう」と思いました。5泊6日のハードスケジュールの中「ひきこもりの自分なのに、なぜか最後まで身体が動いた」という体験が、不思議でした。そして、一番年配なのに、釣り場の先頭で身体を張って釣れて行って下さった塾長の姿が強烈でした。合宿後は少しずつ塾に通えるようになり、大越塾長のセミナーで『フナ論』や『学校に行かなくなる理由』の解説を聞いたときに、それまでは自分が弱い、悪いとしか思えなかったところ、「生まれて来てずっと感じていた息苦しさ、この感覚は、間違いじゃなかったんだ!」と衝撃が走り、今までの人生の苦しみが全て赦されたような安堵感に包まれました(ここでは書籍の内容について説明するスペースがないので、塾長の書籍『子どもが学校に行かなくなったら赤飯をたきなさい!』を、ぜひご購入下さい)。

4. 今の自分と昔の自分、一番変わったところは何ですか?

 いつも周囲に気に入られようとしていた自分から、自然体の自分に変わることが出来ました。正確には、変わったというより「幼少期の自分に戻れた!」という方が近い感じがします。

5. 今の不登校生へ(参考にしてください、マイエピソード)

 そうは見えないかもしれませんが、ダルボイ・グループで働いているスタッフはみんな、不登校で苦しんだ過去があります。とにかく思い切って一歩踏み出し、ダルボイのプログラムを体験してみて下さい。お待ちしています!

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