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不登校体験記 / 小川 望

ABOUT US / NOZOMI OGAWA

小川 望
入塾年齢:18歳
進学先:ピアス・カレッジ 一般教養学部(米国滞在歴4年)
現在の所属:株式会社ぱぴりお Papilio English Academy 東京本校 アシスタントディレクター / 広報部

1. 不登校し、ダルボイ・アカデミーに入塾するまでの様子は?

A. 不登校をし始めたのはいつですか?

 小学校5年生ぐらいから行けない日が多くなっていましたが、中学1年生の後半頃には最低週1回は登校するかどうかというようなことが続きました。高校には入ったもののすぐに行けなくなり、1年生の5月でやめてしまいました。

B. 自宅に引きこもったことはありますか?

 高校をやめてから入塾するまでの約2年程です。親と一緒なら買い物ぐらいは出ていました。

C. 不登校し始めたとき、どのような気持ちでどのような生活を送っていましたか?

 学校が好きでは無かったので家にいる方が楽でしたが、ふとしたときに私だけが普通になれない、私が居なければ家族は皆幸せなのに、と罪悪感が湧いてきました。何もしないでいるとそういった気持ちに押しつぶされそうになるので、考えなくても良い状況を作る為に、ゲームをしたり、漫画を読んだり、テレビを常につけて音を流して気を紛らわせていました。また、妹弟は普通に学校に通っており会うと気まずい為、昼夜逆転し、夜中は録画したアニメをずっと流して絵を描いたりしていました。

D. そのときの家族の反応はどうでしたか?

 妹弟は特に何も不登校については触れてきませんでした。母はそこまで強く行けと言っては来ませんでしたが、何で行かないのかと泣かれたこともあります。また、父は何故行けないのか、理由があるに決まっているのに何で言わないんだ、誰が食わせてやってると思っているということを最初の内は何度も言われました。しかし自分でもなんとなく行けない以外に明確な理由が無く、答えられず黙っていました。

E. そのとき特につらかったことは?

 学校に行けない理由が無くなってしまったときです。
高校をやめる時、学校で精神科の受診を進められ、5月から夏休みまで休学するためにうつ病の診断書を貰っていました。その後結局退学したのですが、そのときはうつ病だから何もしていないのは仕方ない、と自分に言い聞かせていました。1年程経ち、そろそろ何かしなければと言われ、家の仕事の手伝いで働こうとしましたが、それすらも行けなくなりました。何も続かず、外で働けるはずもなく、自分にはもう何も道が無くなってしまったときは、とてつもない恐怖に襲われました。

F. そのとき、今から思えば、びっくりすることは?

 こだわりが強かった気はします。毎日必ず同じ飲み物をペットボトル1本飲んでいたのですが、それが常備されてないだけで母親にキレたりしていました。

G. 何か心の支えになることはありましたか?

 人が怖かったのに、どこかで人とつながりを持っていたかったのか、ネット上で同じ趣味を持つ人たちと交流をしていました。直接何かを言われ、否定されることは怖くて、その時は顔が見えない相手が安心できました。トラブルもあったりはしましたが、絵を交換し合ったり、好きなものの話ができる、自分の絵を褒めて認めてもらえることが生きがいだったのだと思います。

2. ダルボイ・アカデミーを選んだ理由

 始めは高卒認定を取得するために親がスクールを探してくれ、何件か見学に行った中の一つでした。他のところは暗い雰囲気だったのに、ここは入ると建物内もとても明るく、皆が挨拶をしてくれ、なんだか違うなと思いました。ここなら私でも通えるかもしれないと感じました。

3. 元気になったきっかけ

 最初のきっかけは、弟子屈町で行われていた、冬の北海道リトリート合宿というものに参加したことです。その頃は入塾して約2年は経ちましたが、毎日朝から塾に行けず、好きな時に来ているような状態でした。入ってきた後輩が自分よりも塾に来て、イベントや合宿に参加したり、元気になっていることに焦りを感じており、かといって塾にもハマりきれず、どっちつかずで苦しんでいました。変わりたいという思いから参加を決意し、北海道まで飛び出して、雪の中で自分をゆっくり見つめ直したことで、私はここがとても好きだと気づき、ここで元気になりたいと思えました。そこから毎日朝から塾に通い、合宿などにも参加するようになり、気付けばアメリカ留学までしていました。

4. 今の自分と昔の自分、一番変わったところは何ですか?

 自閉し、以前は人前で話すと泣くこともあったぐらいですが、そんな自分が人前で歌ったり、留学したり、英語で演劇をやったり、そして今や生徒に英語を教えているなんて自分でも驚きで、昔の自分では全く考えられなかったことです。

5. 今の不登校生へ(参考にしてください、マイエピソード)

 私は学校では自分の本心を話せば嫌われる、おかしいと思われるという恐怖を感じていましたが、ここは思いを共有できる、自分の弱さをもさらけ出せる場所だと思います。他人の悩みを馬鹿にせず、自分のこととして悩み、元気になったことを自分のことのように喜んでくれる、そうして受け入れてもらったことで、私は私のままで良いのだと思うことが出来ました。少しずつでも、まずはそんな空気の中に身を置いてみて欲しいです。そうして自信が持てれば、様々なことに挑戦でき、想像もしなかったような自分になれると思います。

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