入塾年齢: 18歳
進学先:ピアス・カレッジ 一般教養学部(米国滞在歴5年)
現在の所属:株式会社ビービーシープ BB SHEEP COFFEE 摩周店 店長
1. 不登校し、ダルボイ・アカデミーに入塾するまでの様子は?
A. 不登校をし始めたのはいつですか?
中学1年生の1学期後半からです。2学期以降は全く行っていません。
B. 自宅に引きこもったことはありますか?
あります。中学1年生で学校に行かなくなり、中学生の間は引きこもっていました。その後も2年以上、外に出て予備校に行ったり、バイトをしたり、引きこもったりを繰り返しました。ダルボイアカデミーに入塾をしたものの、普通願望で塾を立ち去った後、再び1年以上ひきこもりました。
C. 不登校し始めたとき、どのような気持ちでどのような生活を送っていましたか?
いじめや学校でのトラブルなど、不登校をするような分かりやすい理由やきっかけが無かったため、当時は何で学校に行けないのか自分でも分からなかったのですが、どうしても体が動かず、朝になると具合が悪くなりました。行かなければいけないのに行けない。親を悲しませている。とにかく自分が悪いのだと自己嫌悪し、自分を責めてばかりいました。1日中布団の中にうずくまり、漫画を読んだりして現実逃避をしていました。
D. そのときの家族の反応はどうでしたか?
最初は学校に行けと怒られ、学校に引っ張って連れていかれることもありましたが、私がどうやっても動かないと分かると、次第に諦められ、腫物を触るような扱いになっていきました。
E. そのとき特につらかったことは?
私が学校に行かないことを母親が祖父から責められているのを聞いたり、祖母から「お母さんを苦しめないでほしい」と頼まれたり、母が泣いているのを聞くのが辛かったです。
F. そのとき、今から思えば、びっくりすることは?
学校に行けない正当な理由が欲しく、体調不良になりたくて色々な事をしました。洗剤を飲んだり、大量の濃いインスタントコーヒーを一気飲みしたり、ウイスキーを原液のままがぶ飲みしたり、具合が悪いから学校にいけないんだと自分で思い込もうと変な事ばかりしていました。
G. 何か心の支えになることはありましたか?
現実から目を背けたかったので、アニメや漫画、インターネットでの二次創作など、空想の世界に入り込むことで現実逃避ができたので、それが無ければ発狂していたと思います。
2. ダルボイ・アカデミーを選んだ理由
たまたまインターネットで塾を見つけ見学に行ったとき、塾生やスタッフの雰囲気が温かく、ここならやっていけるかもしれないと直感的に感じました。その後大越先生と出会い、セミナーを受ける中で、この塾の価値観が自分にとってフィットする場所だと実感したからです。
3. 元気になったきっかけ
当たり前に学校に行き、仕事をし、自分のお金で稼ぎ、結婚をして子供を産む。そんな普通の人になりたいという思いが根強く、一度ダルボイを退塾したこともありました。しかし、結局世間の価値観の中で動くことが出来なくなって引きこもりを繰り返し、生きる意味が分からなくなり、死を選ぶしか無いところまでどん底に落ちました。そんな時、生きるための唯一の最後の光だった大越先生の元へ尋ねると、「元気が一番だからなぁ」と、私の存在そのものを丸ごと受け止めてくださいました。そこから時間を掛けて、自分がなぜ不登校をしたのか、どうしてダルボイの価値観の中だと生き生きとしていられるのかを言語化し、自己否定しかして生きてこなかった自分の存在に自信を持つことが出来るようになっていったのが大きいです。
4. 今の自分と昔の自分、一番変わったところは何ですか?
子供のころから「こうあらねばならない」という呪縛に囚われながら生きてきました。こういう人間でいなければ親から、先生から、友達から嫌われると、人の顔色ばかり窺って生きてきました。「こうあらねばならない=普通でなければならない」と思い込んでいました。今は自分たちで新しいカルチャーを作っていくという楽しみや生きる喜びを見つけ、「せねば」ではなく「こうしたい、こうありたい」という、のびのびとした生き方が出来るようになりました。
5. 今の不登校生へ(参考にしてください、マイエピソード)
私は保育園の頃から休みがちで、誤魔化しごまかし学校へ行っていました。なんとなく学校の空気が合わない、行きたくないという感覚で、自分でも理由を説明できなかったため、自分が異常で駄目な人間だから学校に行けないんだと自分を責めながら生きてきました。学校に戻るしか生きる道が無い、でも戻れない、じゃあ生きていく意味も価値もない。生きる意味も、希望も、目標も何も無いまま、ただ現実を直視しないよう時間を潰して長い期間過ごしていました。しかし、長野の田舎に住んでいた私が運命のようにダルボイアカデミーに出会い、大越先生に出会い、自分でも想像だにしない生き方と出会いました。人と助け合い、喜び合いながら共に生きていく。そんなホッとするような、新しい価値観がここにはあります。もし、学校に行けない自分を責めて一人で悲しい思いをしているとしたら、私たちに会いに来てください。あなたが伸び伸びと花を咲かせることが出来る場所が、必ずあります。