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不登校体験談 / 小川 政紀

ABOUT US / MASAKI OGAWA

小川 政紀
入塾年齢:15歳
進学先:ピアス・カレッジ 一般教養学部(米国滞在歴4年)
現在の所属:NPO法人ダルボイ・アカデミー 北海道本校 ディレクター / 株式会社ビービーシープ 執行役員

1. 不登校し、ダルボイ・アカデミーに入塾するまでの様子は?

A. 不登校をし始めたのはいつですか?

 父親が医者である家庭に生まれ、物心がつく前から将来医者になることを期待され育ちました。自分もまんざらでもなく、中学受験をしてレールに乗っていましたが、無気力になり中学2年生夏休み明けに不登校となりました。当時理由は分からなかったのですが、幼稚園や小学校の頃から、登園・登校することが辛いと思い休むときがありました。

B. 自宅に引きこもったことはありますか?

 約2年間引きこもりました。昼夜転倒をして、ゲームやインターネットばかりをしていました。

C. 不登校し始めたとき、どのような気持ちでどのような生活を送っていましたか?

 学校に行こうとすると震えや貧血が止まらない状況でした。精神科医から対人恐怖症等と診断され、精神安定剤や睡眠導入剤を処方され、入院する手前でした。
 家に引きこもっている間、携帯やゲームをするだけの生活になり、何が現実か分からなくなって身も心もバラバラになりました。また、運動もせず、食事もろくに取っていなかったことから、身長170cmで40キロしかない病弱な体になってしまいました。

D. そのときの家族の反応はどうでしたか?

 昼間に聞こえる母のため息・泣き声や、同年輩と比較されたこと。不登校を理由に親戚関係が崩れたこと。精神科を何カ所も巡り、最終的に国立病院の児童精神科で診察を受けた際、幼児に対するような扱いで木の絵を描くテスト等を受けたり、落書きにまみれ、おもちゃで溢れかえる部屋で音のなる赤ん坊用の椅子に座らされたこと。

E. そのとき特につらかったことは?

 親の期待を裏切ったという罪悪感があり、申し訳なく思っていて、家で母のため息などをよく聞いてしんどくなっていました。また周りになぜ勉強するかや、何のために生きているかなどを相談しても、答えが出ず、本音で本気で考えてぶつかってくれる人はいないと思い、人間不信になり、余計に悩んでいました。

F. そのとき、今から思えば、びっくりすることは?

 3日3晩寝ずにオンラインゲームに没頭したこと。

G. 何か心の支えになることはありましたか?

 唯一の人とのつながりや居場所がオンラインゲームでした。今考えるとぞっとするほどのゲーム依存でしたが、当時は現実直視をすると気が狂いそうになるため逃げ場として機能していました。そこから、塾で過ごすことの方が楽しいと思い、脱却できたのは奇跡だと思っています。

2. ダルボイ・アカデミーを選んだ理由

 大越塾長の勉強会を聞いた両親が、引きこもっている私の部屋に突然入り土下座をし、「私たちが今まで悪かった。良い場所を見つけた。今後のことは、私たちに全部任せてほしい。」と言いました。今までダメ人間として扱ってきた態度からの変わりように驚き、茫然として入塾の拒否をしませんでした。

3. 元気になったきっかけ

 本気の大人に出会ったことです。自分の生活や安定しか考えていないと大人を信じられず、ダルボイ・アカデミーも不登校生を出汁にして金もうけをしているだけだと不信感で一杯でしたが、塾長やスタッフが本気で子供たちを元気にしようと人生をかけていると気づき、人間捨てたものではないなと思ったことがきっかけです。
 かつての自分のように同じく悩む後輩の手助けができる人間になりたいと思うようになりました。

4. 今の自分と昔の自分、一番変わったところは何ですか?

 自信がついたことと、挑戦するようになったことです。
 元々とてもコンプレックスを持っており、人は外面でしか人を評価しないと思っていたため、どうしても外に出ないといけない時は、顔を隠したり、髪型に数時間かけて異常にこだわったりなどしていました。
 大変緊張して参加した初めての北海道合宿や釣り、野球(全国大会出場)などなど、失敗もありながらも様々な成功体験をさせていただき、嫌いだった英語に挑んで米国留学をして卒業しました。腰が引けていつも石橋をたたいていましたが、今はとことん挑戦していくことが自然となりました。

5. 今の不登校生へ(参考にしてください、マイエピソード)

 かつての自分は、八方ふさがりでもう将来は無いと絶望していました。しかし、今振り返ってみると不登校したからこそ、苦しみや悲しみを通り抜けてきたからこそ、今の人生があると胸を張って言えます。はじめは顔を出すこと、合宿に参加すること等、大変勇気がいることだと思います。塾でこんな言葉を学びました。「決断とは、決めて断つこと。人生は決断の連続である」。自分が家で引きこもっている中、初めて合宿に参加する際、「上手くいくのかな。人が怖い。ゲームが出来ないな」等ととても躊躇しました。しかし、不安や今までの環境を、えいや!と投げ捨てて、信じて思い切って合宿に飛び込んでみたら楽しくあっという間に時間が過ぎて、気が付いたら元気になっていました。そういった経験を積み重ねて、当時全く想像のできない自分になりました。同じような悩みや経験をしてきた塾生の輪の中に入り、まずはホッとするところから始め、まだ見ぬ新しい自分に出会ってほしいと思います。

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